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鍼灸ツボ80(腹部)

<任脈>

37. 巨闕(こけつ)

 正中線上、臍中央の上方約10cm、または胸骨剣状突起の下約2cm

俗に言うみぞおちにとる

 主治:心下部のつかえ、痛み、緊張などをとる。

心臓疾患、喘息、胃痛、吐きけ

 

 

 

38. 中脘(ちゅうかん)

(胃の募穴・八会穴の腑会)

 臍の上約8cm, 臍と肋骨下端の中間

 主治:胃の疾患、肝臓疾患、胆石の疝痛、上腹部内臓の病気


<足の厥陰肝経>

39. 期門(きもん)

(肝の墓穴)

 正中線の外方約8cm,乳頭の下方で第6肋間にとる。

肋骨の下縁から胸に向けて刺激

 主治:肝臓肥大、肝機能障害、胆嚢炎、胆石疝痛、十二指腸潰瘍


<足の陽明胃経>

40. 天枢(てんすう)

(大腸の募穴)

臍中央の外側約3cm 

主治:腸の疾患、胃疾患、肝臓疾患

腸の疾患の特効穴で便秘、下痢よくつかう、腸カタルの場合は圧痛がある。

 

 


<足の太陰脾経>

41. 府舎(ふしゃ) 

臍下約10cm,正中線の外方約8cm。鼠径溝の中央から約2cm上方にとる

 

主治:便秘、下痢、生殖器疾患

便秘の時は深く約5cm刺入し肛門にひびきがあれば良い


<任脈>

42.  気海(きかい)

 臍下約2cm

 冷え性、内臓下垂、精力減退、婦人科疾患


<任脈>

43. 中極(ちゅうきょく)

(膀胱の墓穴)

恥骨の上約2cm

 主治:膀胱炎、尿道炎、子宮疾患


<足の少陽胆経>

44,  帯脈(たいみゃく)

(奇経八脈の帯脈の代表穴)

 第十一肋骨端下方、臍中央と同じ高さ

 主治:婦人病の特効穴、小児の胃腸障害、妊娠時のつわり